2007年 11月 30日
生きている間にお墓を建てることを『寿陵』と言います。「生前墓は縁起が良くない」と言う方も多いですが、決してそんなことはありません。寿陵は、古代中国に端を発していると言われています。「寿」の字が示すように、寿陵は長寿を祈願するおめでたいお墓なのです。 霊園を歩いてみると、名前のところが朱色に塗られたお墓を散見することがあります。これは、まだその人が存命中であることを示しています。 仏教では、「逆修」(読みは「ぎゃくしゅ」もしくは「ぎゃくしゅう」)という言葉があります。「生前に、あらかじめ自分の死後の冥福を祈って仏事を行うこと」という意味です。寿陵を建てることは、逆修を修することになります。逆修を修することは、「自分の死後に仏事をしてもらうよりも、すぐれた功徳がある」と言われてきました。 ただし、生前にお墓を建てる場合、制約や問題にぶつかることがあります。公営霊園では、納めるご遺骨があることを応募の条件としているところが少なくありません。 また、使用規定で「購入後○年以内にお墓を建てること」と定めている霊園も(民営・公営を問わず)多くあります。その場合は、区画の確保だけをして放置しておく、といったことはできません。区画をご購入する前に十分ご確認下さい。 最近では、縁起の良さ・功徳のためだけでなく、子供に負担をかけたくない、または、自分の気に入ったデザイン・石・場所などを選びたいという人が、寿陵をお建てになっているようです。 ついのすみか民営霊園版→http://www.tsuino-sumika.com/ ついのすみか公営霊園版→http://www.tsuino-sumika.net/
by tsuino-sumika
| 2007-11-30 11:11
| お墓の知識
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