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霊園・墓地検索サイト「ついのすみか」のスタッフブログ

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2007年 12月 12日

お墓の引越し

すでに埋葬してある遺骨を別のお墓に移動したり、お墓そのものを別の場所に移転することを「改葬(かいそう)」といいます。

お墓を移すということは、既存の墓地の管理者にとって、あまり望ましいことではありませんので、トラブルにならないように、事前に理由を説明して理解を得ておくことが必要です。

また、既存の墓地の整備も必要となってきますので、その費用も念頭に入れておかなければなりません。「改葬(かいそう)」を行うためにはいくつか書類を集め、市区町村へ申請することになります。手順は次のとおりになります。

①新規墓地の確保
まず、新しい墓地を確保し、「受入証明書(=永代使用許可書)」などを発行してもらいます。

②既存墓地の手続き
既存墓地の管理者に、「埋葬証明書(=納骨証明書)」などを発行してもらいます。

③市区町村へ申請
既存墓地のある市区町村に「改葬(かいそう)」の申請を行います。「改葬許可申請書」に必要事項を記入し「受入証明書(=永代使用許可証)」と「埋葬証明書(=納骨証明書)」と一緒に提出すれば、「改葬許可証」を発行してもらえます。(※発行料がかかる場合があります)

④既存墓地から移動
既存墓地に「改葬許可証」を提示してお墓から遺骨を取り出します。遺骨を取り出す際にはカロートのフタを動かさなければならないので石材店に依頼します。仏式の場合は、魂抜きの法要を行います。


⑤新規墓地への改葬(かいそう)
「改葬許可証」を提出して改葬(かいそう)を行います。納骨をする際には、カロートのフタを動かさなければならいので石材店に依頼します。仏式の場合は、魂入れの法要を行います。

⑥既存墓地の整備
既存墓地を返却する際には、墓所を購入した時の状態、つまり「更地(さらち)」に戻すことが必要です。墓石の撤去費用など、既存の墓地の処理にかかる費用は、石材店に問い合わせておきます。


③は、市区町村ごとに方法が異なる場合がありますので、役所の窓口に問い合わせて確認しましょう。


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# by tsuino-sumika | 2007-12-12 14:58 | お墓の知識
2007年 12月 10日

お墓参りに持参するもの

霊園や寺院で借りることのできる物もありますが、一通り列挙いたします。

数珠・輪袈裟(お寺から授与されている場合)・線香・ローソク・マッチorライター(仏具店などに行くと風防付きライターが売っています)・供花・供物(果物や菓子類)・半紙・掃除道具(スポンジ・歯ブラシ・ほうき・ちりとり)・タオル(墓石を拭くのに使います)・ゴミ袋・柄杓(ひしゃく)・手桶orバケツ・草刈り用の鎌・軍手です。

持参すべき物と借りられる物をチェックしてからお墓参りに出かけましょう。特に、掃除道具は、お墓の敷地にある植栽や敷き詰めてある玉砂利など、お墓によって違いますので、お墓にあった物を用意して持って行くと良いでしょう。


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# by tsuino-sumika | 2007-12-10 16:35 | お墓の知識
2007年 12月 07日

中国からの輸入石材は良くないのかどうか

現在お墓に使われる石の8割~9割は、中国からの輸入材だと言われています。

「中国からの輸入石材は良くない」「安かろう悪かろう」というイメージがあるかも
しれませんが、石材に関しては、中国産だから(安いから)品質が悪いとは一概に
言えないです。

というのも、石材の価格というのは、需要と供給の関係で決まるので、供給少・需要高で
ある本御影石や庵治石の価格はとても高いですが、供給多・需要少の中国産の石材は、
安い価格帯になっているのです。

硬度が高くて、吸水性が低く、風化しにくく、キズやムラがなくきめ細かい石という
ポイントを満たす石材の中から、ご自身の気に入った石材をお選びになれば
よろしいかと思います。


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# by tsuino-sumika | 2007-12-07 17:52 | お墓の知識
2007年 12月 05日

墓石の種類

墓石に使われる石の種類は、三百種類にも上ると言われています。現在墓石の多くに使用されている石のほとんどは、中国から輸入されているもので、国産の石は高級品として扱われていることが多いようです。

墓石に最もよく使われるのが「花崗岩(カコウガン)」で、次いで「安山岩(アンザンガン)」、また「斑レイ岩(ハンレイガン)」、「閃緑岩(センリョクガン)」なども使われます。これらは硬く、水や風に強く、磨くと光沢が出るのが特徴です。

☆良い石とは
一般的に墓石として適している石材は、硬度が高くて、吸水性が低く、風化しにくいこと、キズやムラがなくきめ細かいものです。

花崗岩(カコウガン)<=御影石(みかげいし)>
・・・最高級の本御影石(ほんみかげいし)や庵治石(アジイシ)のほか北木石(キタギイシ)、稲田石(イナダイシ)など一般に粒が粗く組織に方向性がなく、色調は白色・淡紅色(たんこうしょく)・紅色(こうしょく)・淡灰色(たんかいしょく)・淡褐色(たんかっしょく)などがあります。産出量も多く、大材も採れるため用途も幅広く、墓石・外柵(がいさく)用としてもっとも多く使用されています。

安山岩(アンザンガン)
・・・小松石(こまついし)、山崎石(やまざきいし)など花崗岩(カコウガン)についで使用されている石です。色調は灰色・青灰色(せいかいしょく)・淡紫色(たんししょく)などがあります。

閃緑岩(センリョクガン)
・・・波多石(はたいし)、浮金石(うきがねいし)など閃緑岩(せんりょくがん)は含まれる鉱物によってさらに細かく分類されることもありますが、それらをまとめて「黒御影(クロミカゲ)」とも呼ばれています。黒御影は国内で産出量が少なく高級品となっています。

斑レイ岩(ハンレイガン)
・・・黒御影石(くろみかげいし)、牡丹石(ぼたんいし)など暗緑色(あんりょくしょく)系の石で、閃緑岩(せんりょくがん)と同様に「黒御影(くろみかげ)」と呼ばれることもあります。


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# by tsuino-sumika | 2007-12-05 17:09 | お墓の知識
2007年 12月 03日

墓石のデザイン

お墓の型は、和型墓石・洋型墓石・デザイン墓石の三種類に分けられます。

関東地方の墓石の傾向として、以前は「和型」でグレー系が多かったのですが、平成に入って「洋型」が次第に増え、
平成14年くらいからは「洋型」の割合が高くなってきています。

色も従来のグレー系だけでなく、白、赤、緑、黒などさまざまな色の石が墓石に取り入れられるようになってきました。

最近ではピンク系の石が人気のようです。和型と洋型以外でもさまざまなデザインを施したオリジナルデザイン墓も
数多くあります。

伝統的な供養塔として、五輪塔があります。

○和型墓石(三段型)
もっともポピュラーな型のお墓です。和型の墓石は、仏舎利塔(ぶっしゃりとう:お釈迦様の遺骨を納めたもの)や五輪塔(ごりんとう)を簡略化したものです。以前は、和型というと、黒い石や白い石と決まっていて、暗い雰囲気があったということですが、洗練された格式高い雰囲気のある和型墓石は現在も人気が高く、多くの方が建てています。最近では、和型でもグリーン系やダークグレーの墓石を使用する方もいます。

○洋型墓石(オルガン型)
洋型墓石は、和型墓石と比べ幅が広く、高さは低く作られるため、安定感があり、視界が開けるため、明るい雰囲気を感じるのが特徴です。最近では、寺院でも洋型の墓石を見かけることがありますが、やはり民営の霊園で建てる方が多く、墓石に刻む文字も「〇〇家」というものでなく、好きな言葉を刻み、工夫される方も多いです。近年、洋型墓石は和型墓石と並んでたいへんな人気を集めており、特に首都圏では新たに造られる墓石の三割から四割がこの型だといわれています。

○デザイン墓石
オリジナル墓石はその人のイメージを形にしていくため、石材店との打ち合わせ回数も通常より多くなります。イメージを伝える担当者とのコミュニケーションも重要になりますので、要望に耳を傾けてくれる石材店に相談されることをお薦めいたします。 霊園にある、色々な墓石をご覧になると、イメージを固めやすくなるでしょう。最近の石材店では、完成予想図を立体的な映像として、事前に見せてくれるところもあります。

※オリジナル墓石を建てる際のチェック項目
【1】どのような石材店に任せるべきか?
注文書、見積書などで料金を明確に出してくれる石材店オリジナル墓石は、ひとつひとつイメージを形にしていくものですので、石材店との打ち合わせ回数も、通常より多くなります。他にはないオリジナルのものを作るのですから、石材店の技術はもちろんですが、要望をきちんと聞いてくれる石材店に任せるのがよいでしょう。
【2】予算は範囲内か?
加工の難しいデザインであったり、付属品をつけたりする場合には、料金も余分にかかることもありますので、ご注意ください。
【3】工期は範囲内か?
オリジナル墓石は、石材店との打ち合わせ回数が多くなりますので、その分、完成するまでに時間が掛かります。そのため、「いつまでに」とあらかじめ日程が決まっている場合には、最初の打ち合わせの際に、納期の希望を石材店に伝え、明確にしておきましょう。


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# by tsuino-sumika | 2007-12-03 10:49 | お墓の知識